風が
水面(みなも)をわたってゆく
ざあ・・・ざわざわざわ・・・
ざわざわ・・・ざざあああ・・・
見えない風が
水面の上で
光となり
影となり
踊っている
目に見える世界 と 目に見えない世界
その境は 常に 心の中に在る
心虚しく佇むとき
自然は
その秘密の扉を開き
私たちに囁きかける
大切なものは
目に見えないんだよ
形有るものも いつしか 形無いものとなる
それはまた
私たちが形無いものから
形創られたのだということなのだろう
IMA AI NI KIMASHITA
私たちの還っていくところ
それはきっと 目にみえない
愛 という場所なのだ
風のダンスは
そのことを想い出させてくれた
またしても
またしても
合掌