夏の虫が魅せてくれた世界

Sedona Summer 
夏の風景というと、ぎらぎらの太陽と蝉の声・・・
というイメージがありますよね。
セドナにも蝉はいるんですが、日本の蝉とはちょっと声も違います。
ジージーって感じで。
それにね、大きな木の上の方じゃなくて、
小さな茂みの細い枝で鳴いているんです。
だから、すぐ近くで見られるんです。
抜け殻もいっぱい。
あんな怪獣みたいな幼虫から
あんな薄い羽をもった生き物が出てくるなんて
どう考えても不思議。
しかも、土の中で7年も過ごして、その後、
もこもこ這い出してくるんだよ。
奇跡だよね。

蝉の羽も
とんぼの羽も
妖精の羽だよね

完璧に美しい・・・

ひとつひとつの命
ひとつひとつの奇跡

何億、何十億、何兆、何千兆・・・
無限の命が
無限の奇跡が
この美しい星を輝かせている

小さくて
儚い
虫の命の中にも
この星の無限の奇跡が秘められている

生きとし生けるもの
すべての命は
謎に満ちている

その謎に
その不思議さに
打ちのめされてしまうほど
命は尊く美しい

夏の昼下がりに・・・

あ り が と う

合掌