暦の岩絵~春分の日

春分の日、セドナの南に位置するV-Vと呼ばれる暦の岩絵の特別な位置に光と影ができます。

二つの突起している岩は、自然のものではなく、ここら辺に住んでいたシナワ族(ホピの人達は、その人達をモティ・シーノン、最初の人と呼んでいます)が、暦を創るために、岩の割れ目にはめ込んだものなのです。春分の日、その影が太陽のシンボルである二重の円にかかります。

その時が、トウモロコシの植え付けの時期。4月21日、5月21日にも、別の所に光と影が射し、その時にはそれぞれ、スコワッシュというカボチャの一種のようなもの、それからコットンの植え付けになるということです。

この下の写真がその説明です。二重、三重の円は太陽を示し、どの太陽に影が来るかで、どの作物の植え付けかを記した暦なのだそうです。

それから、冬至の時にも写真を撮りましたが、岩の割れ目に薄い板のような岩が見えますが、それもシナワ族の人達が意図的にはめ込んだもので、それは、横にしてみると、その影が隣町のフラッグスタッフにあるウパキ遺跡から見えるホピ族の霊山、カチーナ・ピークスに似ている…

おそらく、ここに移り住んできた人々は、ウパキ周辺から移って来て、神の居ます山の記憶を

そこに記したのであろうということです。

 

今日は、特別に、ホピの女性がトウモロコシを炒って、それを粉にしたものを薄くのばしたピキという薄焼きパンの一種を作るデモストレーションをしていました。

炒ったトウモロコシを食べさせてもらいましたが、香ばしくて美味しかった!

ケニー君はそれを頼んで、買わせてもらいました。

お店で買うトウモロコシとは違い、大地の香りと味がします。


帰り道、ボケとよく似た朱色の花が春の光に鮮やかなオーラを放っていました。

春分の日の幸せ…

新しい季節、新しい出発に感謝。

ありがとうございます。